野球が好きすぎて
東川 篤哉
実業之日本社
2021-05-31


アリバイは阪神vs.広島戦!?
捜査一課刑事の神宮寺つばめと謎のカープ女子が、野球ファンが起こす珍事件を名推理。
事件の鍵を握るのは、野球界の実際の出来事!?
2016年――広島カープ25年ぶり悲願のリーグ優勝
2017年――巨人・阿部慎之助、2000本安打達成
2018年――球史に残る“大荒れ"の阪神対広島戦
2019年――DeNAのパットン投手、冷蔵庫を殴打して骨折
2020年――コロナ禍で異例ずくめのリーグ戦

親子鷹ならぬ父娘燕の刑事である神宮司親子が挑む数々の事件。
事件すべてが野球がキーとなっていて、広島カープファンである著者さんならではの作品だったと思います。って、ファンだって今回読んで知ったんですけど^^
野球と事件が上手く絡んでいて面白かったです。東川作品ってギャグ要素も多くて、だから事件に野球が絡んでいても笑って許されるような気がします。
5章にわたって1年ずつ経過しているのも面白いですね。セリーグのその年の状況も分かるという^m^
私は野球は多少知っている程度の知識でしたが十分楽しめました。5年前の話とかそうだそうだと思い出すこともあったりしてそれも面白かったです。

<実業之日本社 2021.5>2021.7.23読了