アイドルの握手会に参加したファン、テレビ番組でパンダと対決することになった肉体派タレント、完璧な密室を作り上げた推理小説作家――人々を待つ運命とは? 2000字、原稿用紙5枚分の“超”短編小説で、“大どんでん返し”に挑む。小説誌「STORY BOX」の人気企画をオリジナル文庫化。ミステリー、ホラーから歴史小説まで、多彩な30編!

短い作品なのに最後の数行で「え!?」と思わせる作品を書かれるのって本当に凄いなぁと思います。
1番最初の乾くるみさんの『なんて素敵な握手会』から騙されました。確かに違和感があると思った部分はあったんですけど(ツイッターまで見てくれているんですか!?っていうくだりとか)、そういうことか!と最後に納得。読み終えた後に最初からまた読みましたよね。でもこんなアイドル私は嫌だな(笑)
恩田陸さんの『トワイライト』はどこかで読んだような気がするのですが…どこかは忘れました。こちらも意外な角度から来たどんでん返しで面白かったです。
最後がなんと教場0!私は原作は未読なのですがそれでも十分楽しめました。まさか教場でのどんでん返しが見られるとは。いつか…いつか原作読みます…←

<小学館 2021.2>2021.7.21読了