有休消化100%、1人あたりのGDP日本の1.25倍、在宅勤務3割、夏休みは1カ月。3年連続で幸福度1位となったフィンランドは、仕事も休みも大切にする。ヘルシンキ市は、ヨーロッパのシリコンバレーと呼ばれる一方で、2019年にワークライフバランスで世界1位となった。
効率よく働くためにもしっかり休むフィンランド人は、仕事も、家庭も、趣味も、勉強も、なんにでも貪欲。でも、睡眠は7時間半以上。やりたいことをやりつつも、「ゆとり」のあるフィンランド流の働き方&生き方の秘訣を紐解きます。

私は大学時代に福祉を先行していたので、北欧が福祉大国であることは知っていました。まあ私が調べたのはスウェーデンの方ですが。
それにしても、それ以外のことについてはあまり知りませんでした。
就労時間が世界的に見ても短いということは知っていました。ちゃんと定時に帰って自分の時間や家族の時間も大切にする。メリハリがしっかりしているんでしょうね。
でも、幸福度1位だからと言って本人たちが自覚があるわけではなくて。
よく働くし、よく学ぶし、よく遊ぶ。それが理想的ですよねー。
日本も有給休暇を昔に比べたら取得しつつあるみたいなニュースを見ますけど、比べたらほんの少しなんだろうな。周りの目も気になるし、あまり休まないで、残業している方が仕事ができるように見える日本の習慣が良くないんだと思います。まあ、それも多少は変わりつつあるんでしょうけど。
良いなぁと思ったのはフィンランドは働くことにおいて、性別も年齢も学歴も問わないということ。
やっぱりこれが1番ですよね。フィンランドではありませんが外国で働く友人によると、面接等で年齢を聞くのはご法度だそうです。
日本なんて最初に年齢で切りますから…。それが1番羨ましかったかな。
やりたいと思ったときに平等に挑戦できるのが羨ましいなと思いました。
私は今の仕事は残業はあまりないし、取ろうと思えば有休もちゃんととれるんだろうけど、罪悪感が沸いてしまうのは避けられなくて。根本的に働き方を考えてみたいと思いました。
世の中が落ち着いたら、1度で良いから北欧へ行ってみたいなー。

<ポプラ社 2020.1>2021.7.5読了