実の親に捨てられ、養父に育てられた著者。貧乏な家庭の事情をわかってくれていた学校の先生が「図書館の本を何冊でも借りていっていい」と言ってくれたことが、鎌田先生の人生を変えていきました。
世界を広げてくれた400を超える本や絵本、映画を取り上げ、生きること・死ぬこと、人生の面白さや心の機微にいたるまで鎌田流に読み解いていきます。本は世界で起きていることへの関心を持ったり、物事を考えるうえでの武器にもなります。さらに心の健康づくりのヒントにも。

鎌田先生のベストセラー、未読なんですすみません^^;さださんと「風に立つライオン基金」に携わっているということが1番知っている内容かもしれません。もちろんお医者様だということは存じています。
境遇については全く知りませんでした。大変な子ども時代を過ごされたんですね。その中でもたくさんの本と出会ったことが人生の指針になったんだろうということがひしひしと伝わってきました。
オススメされている本は名作ばかりで、私はそういう作品はほとんど読んでいないので^^;何だか人生を損しているような気分になります。読みたいとは思っているのですが…と言い訳。
映画も私は洋画はあまり見ないのですが聴いたことがあるタイトルばかりでした。見なければ…。
私も本を読むことで世界が広がったと思っています。この気持ちはずっと忘れないでいたいと改めて思いました。

<マガジンハウス 2020.11>2021.2.24読了