2020年に全世界を襲った新型コロナウイルス(COVID‐19)の封じ込めに、成功した台湾。その中心的な役割を担い、世界のメディアがいま、最も注目するテクノロジー界の異才が、コロナ対策成功の秘密、デジタルと民主主義、デジタルと教育、AIと社会・イノベーション、そして日本へのメッセージを、自身の言葉で語りつくす!
以前、世界一受けたい授業でオードリー・タンさんが出演し、なぜ台湾では新型コロナウィルスの封じ込めに成功したのかを講演されていて、この方の著書を読みたいと思いました。
「IQ180」「トランスジェンダー」「史上最年少閣僚」パッと目を引く言葉で取りざたされる方ですが、実際はどういう方なのだろうと思っていました。自分のやりたいことがハッキリとしていてそれをちゃんと実行に移している、本当に素晴らしい方だと思いました。
全体的に内容は難しかったですが、とりあえず台湾と日本とは大きく異なるということだけははっきりと分かりました。日本も台湾のような迅速さや臨機応変さ、そして国民の声をちゃんと聴くことが大事なのかなと思います。
日本へのメッセージは身につまされることも多かったように思います。
自国が変わってほしいと思う人こそ選挙に行きましょうという言葉にはかなり説得力がありました。
国民一人一人もちゃんと自分が暮らす国の事をちゃんと考えていかなければいけないですよね。
この本はインタビューによりまとめられたそうですが、ドラえもんやエヴァンゲリオンなど日本のアニメの事も割と登場していて嬉しかったです。やはり人の心を掴むのが上手い方なんですよね。
他の著作も読んでみたいです。
<プレジデント社 2020.11>2021.2.19読了