生前一枚しか絵が売れず、三七歳で自殺したフィンセント・ファン・ゴッホ。彼は本当に狂気の人だったのか? その死の真相は? アート小説の第一人者である著者が世界的謎を追う。フランス各地に残されたゴッホのあしあとを辿り、努力家でインテリ、日本に憧れ続けた「人間・ゴッホ」の魅力を再発見。旅のお供にも最適な名解説。
著者である原田さんがフィンセント・ファン・ゴッホのあしあとを辿りながら、ゴッホは何を考え、何を想っていたのか考察しています。
ゴッホと言ったら私はひまわりが思い浮かびます。そして生前は名を残すことなく自殺をした人だという印象です。すみません^^;
私は狂気の人という印象は無かったですが、苦悩はしていたんだろうなとは思っていました。
この本を読んで、それだけではないゴッホの魅力を知ることが出来た気がします。
ゴッホが日本の浮世絵に興味を持ち、日本に憧れを抱いていたというのは聴いたことがありました。でも、林忠正という方は初めて知りました。日本に興味を持っていたゴッホですから、もしかしたら実際に交流があったのかもしれませんね。だったら良いなと思います。
『たゆたえども沈まず』も必ず読みます。
<幻冬舎 2020.8>2021.2.16読了