この本の主人公・ハヤトは将来に悩む中学生。そんなハヤトがある日、まだ完成していない一冊の本を読むようになります。各章、そんなストーリーマンガが導入となっており、主人公が読む本を読者も読むという展開で本書は構成されています。日々を一生懸命に過ごしながら、世の中や仕事のことについて知り、成長する主人公。そんな等身大の主人公に自分を重ねることで、スムーズに本の内容が心に響いていきます。
図解ページでは、イラストをふんだんに使って、内容を「見える化」しています。眺めるだけでも内容を十分に伝えてくれる図解が、考える読者を全面的にサポートしてくれます。
職業や仕事をたくさんまとめた図鑑形式の本が世の中には多くあるなか、仕事の見つけ方、働き方、幸せに働くとはどういうことか、などを扱った本書はまったく新しいキャリア教育の本といえます。
仕事、お金、幸せ、AI、多様性…。現代の重要事項もカバーし、今を生きる子どもたちに必要な知識と思考を提供します。
中学生の男の子を主人公として働くとは何か、というテーマを様々な視点で解説していく本です。
マンガもありますし図解もあるのでとても分かりやすいです。中高生が読むにはとても良いと思います。自分が将来何をしたいのか、どんなことに興味があるのか、それを知るとっかかりになると思いました。またマンガもとても良かったです。最後にはうるっとしてしまいました。
「いちばんいけないのは、自分なんかだめだと思い込むことだよ」これ名言ですね。のび太の言葉らしいですけど^m^私も落ち込むと自分なんか…ってよく思ってしまうので、気を付けます。
<学研プラス 2020.3>2021.2.6読了