名古屋で行われた紙こもの市への出店を手伝った百花と莉子は、終了後、美濃和紙の産地に立ち寄る一成に付いていくことに。和紙すきを体験したり、かつての職人たちの歴史を学ぶ2人。旅行中の会話で、忙しかった両親に代わり、一成が祖母で前社長夫人の薫子に育てられたこと、それで彼が紙に対して誰よりも愛情を抱くようになったことを知る。大手製紙企業の藤崎産業は同族会社で、先代の祖父から一成の叔父が現社長に就いていた。その息子で一成のいとこ浩介は、昔から何かにつけ一成をライバル視し、営業課長として記念館の不要論を唱えているという。「なくなることをあきらめていたけど、記念館は残さなくてはいけない、と思うようになった」。一成の言葉を受け、百花も奮起し応援する気持ちになる。ある日、浩介が顧客のジュエリーデザイナー雫を連れて、記念館に現れるが……。

シリーズ第2弾です。
アルバイトという身だけど、この記念館のため、紙の良さを世間にもっと知ってもらうため、百花は奮闘します。美濃市での和紙すき体験は面白そうだったなー。1日体験もあるなんて凄い。ぜひやってみたいです。私も紙好きです。紙と一言で言っても無数の種類があるのだとこの作品を読んで改めて思いました。奥が深いですね。
それにしても浩介は分かりやすくあからさまですね^^;あんな態度を露骨に見せたらお客さんにも嫌われますよ。後々また絡んでくるんでしょうか…嫌だなぁ←

<KADOKAWA 2020.9>2021.1.7読了