論語のおさらい (おとなの楽習 28)
山口 謠司
自由国民社
2020-07-23


なんで中学生の時に、ちゃんと学ばなかったんだろう…。
中学レベルをさらりと「おさらい」しませんか?
国語や倫理の時間に少しだけ『論語』の言葉について習った人は少なくないでしょう。
「子曰く、学びて時にこれを習う、またよろこばしからずや」
このフレーズは有名ですが、なんだか難しくて何を言いたいのか分からない、学習が楽しいなんてありえない! と思った人も多いかも知れません。
でもこうした言葉の背景には、どうすれば人は、つねに人のことを考えて、寄り添って生きていくことができるのか、という孔子の深い深い思索があったのです。
おとなになって、社会で生きていくことの難しさが身に染みたうえで改めて『論語』を学んでみたら、きっと今でも私たちを教え導いてくれる大切な教えがそこにあることに気付くはずです。
楽しく、明るく、元気に『論語』のおさらいを始めましょう!

孔子の言葉が分かりやすく解説されています。
大人になったからこそ、心に染み入るような気もします。
孔子は父親がいない環境で育ったんですね。後ろ盾のない生活で名誉ある職というのは得られなかったかもしれないですが、3000人の人たちが孔子を慕い、弟子となったというのは凄いです。
だからこそ、現代まで残っているんですね。
孔子が遺した言葉や年表などが丁寧に書かれています。勉強になりました。

<自由国民社 2020.7>2020.12.7読了