父から息子への愛情を、いつも弁当が運んでくれた。二日酔いの朝も、早出の朝も…弁当慣れしない父が、毎朝高校生の息子につくった弁当461食!無骨だけど愛情たっぷり!涙と笑いのお弁当エッセイ。秘伝の調味料、特製おかずのレシピなど(渡辺家の)弁当作りの極意も満載!

映画「461個のおべんとう」の原作です。
エッセイ本ですがお弁当の写真も多いです。Twitterで写真をアップされていたんですね。
息子さんのお弁当を作り始めたのは2011年の春から。福島の御出身ということでこの年は特に大変だったのではないでしょうか。住まいも福島だったのかな…。
息子さんが「パパのお弁当がいい」なんて言うの可愛いですね。両親が離婚して高校受験に失敗して、色々大変だったと思うのに、本当に素直で素敵な息子さんだなと思いました。
息子さんは461個のお弁当のうち、1回だけ食べなかったそうですがそれ以外の460個のお弁当は完食だったそうです。写真を見てもどれも美味しそう。第1回目のお弁当も品数が多いし、料理をするのが好きだというのも分かります。唯一食べなかったお弁当に関しては映画の予告でもやっていましたね^m^ある程度のルールを決めて、でも毎日欠かさずお弁当を作るなんて本当に凄いです。たまに面白いお弁当もありましたけど^m^どれも彩りが綺麗だし栄養バランスも良さそうだし何より美味しそう!ふたを開けた瞬間に笑顔になっちゃいますよね。
私も毎日お弁当です。でも、週末に作り置きをしてそれを詰めるだけなので1週間大体同じお弁当です。やっぱり自分のために作るお弁当と息子さんのために作るお弁当だったら気合いが違いますよね^^でも、このエッセイを読んでもうちょっと手の込んだものも作ってみようかなぁなんて思ったりしました。私も旅先で見る地域限定の調味料って興味があるんです。でも使いきれないだろうなーと思って買わないことも多くて。でもそれももったいないですよね。気になるものには手を出してみようと思いました^^そしてまげわっぱも良いですね。欲しくなりました。
息子さんのコメントも終盤にあるのですがそれがまた素敵で涙を誘います。とても温かい気持ちになりました。映画も観に行きます。

<マガジンハウス 2014.4>2020.11.9読了