オススメ!
生きること、学ぶことの意味を問う、新世紀の“遠野物語”。“これからは、民俗学の出番です”。神様を探す二人の旅が始まる。
今回のテーマは民俗学!遠野物語は興味を持っていますが未読ですすみません…。でも遠野には行ったことがあります。とても素敵な場所でした。レンタサイクルを借りて色んな所を回りました。懐かしいなぁ。
民俗学の修士課程1年生の藤崎千佳と偏屈な助教授である古谷神寺郎の2人が日本各地を研究のために巡り、様々な経験をしていきます。私は神社仏閣を巡るのが好きなので、古谷先生の言うことがストンと腑に落ちた気がします。「神さま仏さまは信じるものではなく感じるもの」いやー…納得です。
不思議なお話が多かったけど、でも不思議ではなかったです。きっと、そういうことは身近にたくさんあるのだと思います。そうあってほしいと思います。古谷先生は偏屈で近くにいたら近寄りたくないけど(笑)旅の先々で出会う人たちは素敵な人たちで、古谷先生の本質はこの素敵な人たちと同じなんだろうなぁとも思いました。
素敵な物語を読めました。
<小学館 2020.9>2020.10.28読了