昨日の僕が僕を殺す (角川文庫)
太田 紫織
KADOKAWA
2018-07-24


北海道、小樽。ロシア系クオーターの男子高校生、淡井ルカは、叔母を弔うため、彼女の愛したベーカリーを訪れる。そこで出会ったのは、イケメン店長の汐見と人懐っこい青年、榊。直後、級友に肝試しで廃屋に呼び出されたルカは、化け物じみた老婦人から、死んだ娘の婿になれと迫られる。絶体絶命の中、榊に救われたルカだが、彼と汐見には驚くべき秘密が…。孤独な少年と、人に溶け込むあやかし達の、パンと絆のホラーミステリ!

こちらはシリーズ化していますよね。気になっていたのですが読めていませんでした。
こちらの舞台は小樽。もうなんか情景が思い浮かびますよね。
あらすじだけではルカがどういう境遇なのか分からなかったのですが、なかなか悲惨な過去を持っていますね。そしてそれはきっと永遠に背負うことになる過去。自分は悪くないのにね。
そんなルカを引き取り、愛してくれた叔母が亡くなり、ルカは1人で暮らしている。
そこからまさかの妖たちが登場するから「えぇ!?」ってなりましたよね^^;
ああ、そういう物語の展開なのね。と思いました。それが分かってからはサクサク読めた気がします。まだ謎も残っていますし展開が気になるので読み進めていこうと思います。

<KADOKAWA 2018.7>2020.10.1読了