鈍感な世界に生きる 敏感な人たち
イルセ・サン
ディスカヴァー・トゥエンティワン
2016-10-22


なぜこんなに音・におい・相手の表情が“気になってしかたがない”のか?「交友関係は狭いけれど深い」「競争や諍いは苦手だからしない」「ゆっくりだけど深く考える」…5人に1人が該当するHSP(とても敏感な人)が生きづらい世の中を“敏感さを武器”に強く生き抜くヒントを紹介。HSPチェックテスト付き。

チェックテストをやってみました。60点以上だとHSPの可能性があるそうです。私は104点でした。
医師の診断は受けていませんが、HSP専門の病院がなかなか見つけられなくて本を読んで勉強をしている感じです。
この本は読んでいて特に「これは私だ」と思うところがたくさんありました。泣きそうになりました。
仕事を終えて家に帰ってくるとクタクタになっていることが多いです。そのせいか気持ちが落ち込んでいる時も多くて、私はそれがずっとうつだと思っていました。でも、HSPという気質を知ってからはうつではないのではないかと思っていました。
コミュニケーションがうまくいっている職場だと気持ちは割と楽なのですが、新卒で入った会社や今の職場は男性が多く、更に同僚は不愛想で基本的に怒ったような表情をしているので私はいつも緊張しています。私に怒っているわけではないと分かってはいるのですが。
いつのまにか人の顔色を窺っているような気がします。そして男性が多いからか分かりませんが、大きな声や大きな音が響き渡ることが多くてそれが私には苦痛です。電話を切る音、物を置く音、それが大きくていつもビクビクしています。
それを言えればいいんですけどね。言えないんですよね。
だからか私は毎日、ここにいていいのだろうかと思ってしまいます。
色々考えてしまう気質だから、生きる権利があるのだろうかと思うこともあるということが書かれていて、そこで泣きそうになったというか。そう思っているのは私だけではなくて、そして変なことではなかったんだと思えたんですよね。
今の職場では無理だけど少しずつでもこういうことは苦手だって言えるようになって少しでも生きやすい環境に自分で努力もしていかなければならないのかなと思いました。辛くなったらこうしてみたら?というアドバイスがあったのが良かったです。

<ディスカヴァー・トゥエンティワン 2016.10>2020.8.8読了