ホテルマンの水尾爽太は、処方薬を丹念に塗るも足の痒みがおさまらず、人知れず悩んでいた。薬をもらいに薬局へ行くと、毒島という女性薬剤師が症状を詳しく聞いてくる。そして眉間に皺を寄せ、医者の診断に疑問を持ち…。急激な眠気に襲われるホテル従業員、薬を過剰に要求してくる老人、ダイエット薬を格安で売る病院など、水尾は毒島とともに、薬にまつわる様々な事件に挑む!

初読み作家さんです。
喜多喜久さんの本をアマゾンで見ていたらこちらの本が出てきたので気になりました。
私は理系の頭だったら薬剤師を目指したかったんですよね。高校ですっかり理数系が苦手になってしまって^^;文系頭になってますけど。でも、薬には興味があって、身辺が落ち着いたら登録販売者の資格を取りたいなと思っているんです。今の私の目標です。
って、私の事は置いておいて、こちらの作品。
面白かったです!読む手が止まりませんでした。一気読みでした。ただ薬については難しかったですけど^^;しかも薬の名称を微妙に変えてますよね?だから尚更混乱しましたけども。
喜多喜久さんは化学ミステリだけど、こちらは薬剤ミステリみたいな感じでした。
毒島さんの境遇も最後に明らかになりましたけど、爽太が意外とやる男で←
恋の想いに関しては全く気付かれていなかったですけど、好感度は急上昇しましたよね。
続編もあるのでそちらも読むのが楽しみです。
塔山さんの他の作品も読んでみようと思います。

<宝島社 2019.5>2020.7.1読了