1960年代に大きな変化を遂げた日本の公共図書館。その時期に図書館員として働き、改革に関わった著者の「図書館事業基本法要綱(案)」批判のほか、現場で働く図書館員の願いを綴った主要な論文、講演録を収める。
ついに最後まで読んでしまいました。
最後までずっと前川さんの図書館に懸ける情熱は変わらないです。
自身も図書館で働き、また現場で働く図書館員の事もちゃんと見ている。こんな上司が傍にいてくれたら安心して働けるな…と思いました。
1の時から言っていますが、本作が出版された頃以上に現場の職員たちは過酷な状況の中働いていると思います。それでも希望は捨てたくないし、持ち続けたい。
図書館で働くことを夢見ている一人としては前川さんの遺志を継いで熱い気持ちを持っていつか図書館で働きたいと思いました。…なんて、まだスタートラインにも立っていないのに^^;偉そうですね。
<出版ニュース社 1999.5>2020.5.23読了