家族旅行先で、入水自殺を図ろうとした“AYA”を助けた爽香と明男。その背景には“官邸御用達”と名高い大物作家・郡山の影が…。人気アナウンサーの降板、でっち上げられた不倫疑惑、現総理に反発する人々への圧力―すべてに郡山が関わっていると睨んだ爽香は、次第に事件の真相へ迫っていく!登場人物が読者と共に年齢を重ねる大人気シリーズ!
ついに最新刊まで読み終えてしまいました…。読み始めてから約7ヶ月…え?7か月しか経ってないの?←いやー読みましたねー。怒涛のように読みましたよ。楽しかったです。
7ヶ月前に15歳だった爽香は46歳になりました。あっという間に私の歳を追い越していきました。
珠実ちゃんも10歳になったし、飛脚ちゃんも結婚するみたいだしその弟も最初4歳だったっけ?が、大学生になってるし、爽香の姪っ子も甥っ子も大きくなったし、布子先生の子供2人も20歳前後。同じように年を重ねるシリーズって今までありそうでなかったし、こう並べると面白いですね。
それにしても今回の事件に関しては、もう何も言えないというか身から出た錆というか…。権力を振りかざして人の一生を左右することが出来るなんてあってはならないことです。
一度良い思いをしたら、甘い蜜を吸い続けたくなっちゃうんですね…。夫婦そろってみじめ…。最後は同情したくなりました。しないけど←
次が無いのが寂しい。新刊が待ち遠しいです。
<光文社 2019.9>2020.5.10読了