音楽史に永遠に輝く才能と絶賛されたオペラ歌手、マリア・カラス。
ドラマティックな人生は幾度か映画化されたが、没後40年にして初めて彼女の未完の自叙伝が紐解かれる。
映像作家トム・ヴォルフは3年に渡る〈真のマリア・カラスを探す旅〉で、その自叙伝やこれまで封印されてきたプライベートな手紙、秘蔵映像を入手し、映画化にこぎつけた。
そこで描かれるのは「誰も知らない」マリア・カラス。スキャンダルやバッシングの嵐の中、プロフェッショナルとしての信念に、倒れても歌うことを諦めなかった壮絶な“カラス"と、
ひとりの女性として愛を切望し、千々に心乱され苦悩しながらも、全てを受け入れようと変化していく“マリア"の姿があった―。
2018年に公開されたマリア・カラスのドキュメンタリー映画です。
ご本人のインタビューを交えてマリア・カラスの功績を辿るようなストーリーになっています。
インタビューたくさん残っているんですね。
以前「ザ・プロファイラー」でマリア・カラスの特集を見て、こんなにも壮絶な人生だったのかと驚いて、WOWOWでこちらが放送されることを知り、見ました。
幼少期の親のプレッシャーも辛いし、大人になってからのプレッシャーも相当なものですよね。
自分の武器、仕事道具は声だけ。だから声や喉に異変があるとたちまち仕事が出来なくなる。
別に本人が悪い事をしているわけじゃないのにね…。体調不良なのに休演してからのバッシングは本当にひどいですよ。
パパラッチもストーカーの様に追い回しているし、インタビューも結構えげつない。
好きなことをするのにこんなに自分自身を犠牲にしなければならないのかと悲しくなりました。
歌声は本当に綺麗で透明で人々を魅了するのが分かります。
恋愛もどうしてそう過酷な方を選んじゃうの…?と思わざるを得ないのですが…。でも、仕方ないんですよね。好きだという感情だから…。
それでも正直に真っ直ぐに生きた姿は美しいです。だから後世まで名前が残り、今もファンが絶えないのだと思います。