天才的な審美眼を誇る鑑定士バージル・オドマンは、資産家の両親が残した絵画や家具を査定してほしいという依頼を受け、ある屋敷にやってくる。しかし、依頼人の女性クレアは屋敷内のどこかにある隠し部屋にこもったまま姿を現さない。その場所を突き止めたバージルは我慢できずに部屋をのぞき見し、クレアの美しさに心を奪われる。さらにバージルは、美術品の中に歴史的発見ともいえる美術品を見つけるが……。
公開当初に紹介されていて気になっていたのにすっかり忘れていました。
WOWOWで発見したので観ました。と言っても録画したのは11月なんですけど^^;時が流れるのは早い・・・。
紹介されていた時はミステリなのかなと思ったら、恋物語だったー。わー。
登場する美術品の数々は圧巻。美術館巡りをするものとしてはヴァージルの部屋は羨ましくてしょうがない。
ヴァージルは鑑定士としては本当に天才でデキる人だったんでしょうね…。でも人を信じられず、ずっと独身で、だから恋に関しては純粋で隙が多すぎたのかもしれません…。
展開としては騙された!と思うし、こう来たか!とも思うけど、ちょっとブラックジョークが過ぎました…。ちょっと私はそれでは済まされなかった…。
信頼していた人たちみんなに裏切られていたことを知り(秘書の人は違うけど)、最後は廃人になって終わるなんて哀しすぎます。ラストだって来るわけがないのに彼女と会話した時に出てきたお店に行くなんて…健気で純粋で可哀想すぎる…。
ヴァージルが生涯をかけて行ってきたことは、良い事ではないのかもしれない。でも、ここまで追い込まれる理由も無いと思う…。ちょっと私は見ていて辛すぎました…悲しい…。