適応障害の原因は、外部環境のストレスです。「心」と「からだ」を自分で守り、治す方法。自分の性格、考え方のクセを理解する。しんどいと思ったら、すぐに受診を。自宅安静は思い切って長期間休む。つらい時期を乗り越えるために知っておきたいこと。
社会人になって早々パワハラを受け、何度か転職をし、ようやく続けられそうな仕事に就けたと思ったら同性からのいじめに遭い、異動願いを出したらケースワーカーになり、仕事が辛く、職場の人間関係もあまりよくなくて…と、何だかうまくいかないなぁと思い、打ちのめされたり落ち込んだり泣いたり。どこへ行ってもダメなのは周りじゃなくて私が悪いからなのでは…と思い悩み、今年に入ってからも色々あって、考えすぎて寝つきも悪くなって本当に壊れそうと思いかけていた時に手に取りました。
色々書かれていましたけど、特に私の心に刺さったのは、仕事は目的か手段かを考えて、もしも手段なら単にお金を得るためのツールだと認識する事。仕事はほどほどに、何か打ち込めるものを探しましょう。という言葉でした。
そうか、ただのお金を得るためのものだと思えばいいんだと思ったら何だか気持ちが楽になりました。それだけなんですけどね。人間関係に関しても、自分を大切にしてくれる人なら大事にすればいいけど、大事にしない人は無理に近づかなくていい、距離を置きましょうという言葉も安心させてくれました。学校じゃないんだから、別に無理に仲良くならなくったっていいんですよね。変に気を遣っていたのかもしれません。
結構思い詰めていたのですが、何気ない言葉だったかもしれませんが気持ちがラクになりました。ありがたかったです。
更に私はここまで行っていませんが、もしも長期休養が必要になった場合、どう過ごしていけばいいのか、また復帰後にどういう気持ちで取り組めばいいのかというところもとても丁寧に書かれています。確かに休み方は誰も教えてくれないな…と目から鱗でした。
< CCCメディアハウス 2019.11>2020.2.17読了