杉原爽香、三十歳の春。〈G興産〉で新しい高齢者用ケア付きマンションの準備計画に加わり、爽香は多忙な毎日。建設候補地に住む門倉矢市郎は、定年後の静かな生活が一転、妻を脳出血で突然失う。さらに、借金を抱える息子夫婦が、立ち退き料のつり上げを画策する……。一方、明男に思いを寄せる三宅舞にも危険な影が忍び寄る!

爽香もついに30歳になりました。それでも変わらず爽香は仕事と困っている知人たちのために奔走します。
ホント、誰かがちゃんと言ってあげないといくら爽香でもいつかぶっ倒れると思いますけど…でも性分なんでしょうね〜。そういえば爽香の両親が結婚した後にあまり登場していないですね。忙しいから実家に帰る時間もないのかな。
今回は前々から爽香も関わっていた新しい高齢者用ケア付きマンションの建設候補地で巻き起こるあれこれ。
本当に、お金のことになると色んな争いごとが起こりますよねー…。
矢市郎の娘とかホント可哀想。まあ、これからは大丈夫そうですけど…
ちょっと心配だった明男に想いを寄せている三宅舞に関してはまさかの展開でしたね。ストーカーは怖い。
そして布子先生に思いを寄せていた野口刑事も…
河村刑事も諸々どうするんでしょうねー。今回も重たい感じで終わりましたが、次はどうなるのかな…。
気になって読むのが止まりません^m^

<光文社 2003.9>2020.2.7読了