杉原爽香、二十八歳の冬。爽香は、勤務先Pハウスの入居者で女優の栗崎英子とコンサートに出かけた。が、英子と旧知の仲の歌手・喜美原治が体調を崩し中止に…。一方、爽香の恩師・河村布子は、夫・太郎が家を空けがちなのに悩んでいた。刑事の夫は、事件で知り合った女性と交際しているのだった。登場人物が読者とともに年齢を重ねる画期的シリーズ第14弾。

前回河村刑事が手術をしてその後大丈夫かななんて心配したけど撤回しますね←
奥さんが大変な時に何をやっているんだコイツはー!!!
不登校の生徒のために親身になって頑張って、それなのに一方的に責任を押し付けられて教師を辞めさせられて、落ち込んで家に帰ったら夫の不倫現場に出くわすってなにそれは!!!
もう不倫ネタはうんざりだよ!←
2人の事も心配だけど、明男も何だか若い女性に言い寄られてきていますね…(言い方)何だかこちらも嫌な予感。
事件に関しても人間関係のドロドロ。遺産相続とかそういう問題で人間の汚いところばかりが垣間見えましたね。ラストも何も報われずドキドキしたまま。凄い終わり方でビックリしました。

<光文社 2001.9>2020.2.5読了