◎図書館ハードユーザーからボランティアになった会社員が、その活動のなかで社会貢献に目覚めた。地域でソーシャル・キャピタルを形成し、図書館で新しいコミュニティを創設するためのノウハウと新しいボランティアの在り方を提言する。 ◎図書館にコミュニティを作ろう! 自発型ボランティア・図書館パートナーズの実践と挑戦! ◎セカンドライフをどう生きたらいいかわからない中高年世代に、ボランティア活動から新たな道が開けることを知ってもらい、実践してもらいたい。
図書館が好きで、本が好きで、図書館で働きたいという選択以外に、ボランティアとして図書館や利用者と関わる方法もあるんだなぁと思いました。
著者さんは会社員として働きながら休みの日は図書館パートナーズとしてボランティアで図書館活動の企画等を行っている方だそうです。
図書館には様々なボランティアがあると思いますが、予算をもらって企画を考えて実行に移すくらいのものがあるとは思いませんでした。
それでも、ボランティアというのはやはり無償だから、色々なしがらみとか軋轢とか意見の相違とか、無償だからこその問題もあるんだなと感じました。
でも、ボランティアが活躍するのは良いのですが、職員もそうですけど、ちゃんと仕事に見合った給料の支払いをしたり、仕事内容に合った対価を示すということも大事だと思うんですよね。
自治体がお金を出さなくてもやってくるなんて思ったりしたらそれが当たり前になってしまって、それも嫌だなぁと思ったりしました。あくまで一つの意見ですけども。
<郵研社 2019.11>2020.2.2読了