杉原爽香、二十二歳の夏。「姉と心中したはずの男が、生きていた」爽香が通う大学の“事務室のアイドル”和田良江は、講演に来た新人作家・五十嵐武士を見て愕然とする。しかも、五十嵐は婚約者と一方的に別れて良江に急接近してきた。相談をもちかけられた爽香も、愛と憎しみの渦の中に巻き込まれる。人気シリーズ、第8弾。

爽香も大学4年生。もう来年は就職ですね。
流石に少し昔だから大学3年生から就活とかは無かったですね^m^
爽香は大学にアルバイトに忙しい日々。彼氏らしき人も出来て充実した生活を送っているように感じました。お父さんとお母さんの事は相変わらず少し心配だけど爽香は優しいですね。
そして明男ですよ。優しいじゃない。甘えだと思います。意思が無いから流される。
爽香ではなく裕子を選んだ。でも、中丸教授の奥さんに火遊び相手として弄ばれている。スパッと断ればいいのに出来ないどうしようもない奴!
爽香もう関わるな!って思いながら読んでましたよ^^;
そして五十嵐武士という男も本当にゲスな男でしたね。良江のお姉さんと心中して自分は生きていた。でも、中身は全然変わっていなくて、何かあったらお母さんが助けてくれる。なんだコイツは!←
最後はすっとしましたけどひたすら男にムカムカして読んでいました^^;

<光文社 1995.9>2020.1.20読了