死にたい。でも一人じゃ死ねない―。並外れた美貌と知性を兼ね備えながらも心中を渇望する華影忍が理想の女性と巡り会い、遂には闇夜に服毒心中を敢行。だが翌朝、自分だけ目覚め、死んだ相手は見知らぬ財閥の令嬢に成り代わっていた…。殺人疑惑がかけられる中、忍は盟友の若き大学教授、通称“黒猫”の助けも借りて事件の真相を探り始める。

「四季彩のサロメまたは背徳の省察」の続編。…って読んだ後に気づきました。毎度のことながら遅い。
高校生だった前作から黒猫のシリーズと同じ時代になりましたね。
前回もこの人に対して嫌悪感を抱いたような気がするのですが、今回もそうでした←
出会う女性女性に口説いていて何この人、気持ち悪い…。開口一番が口説き。気持ち悪い(2回目)
死にたいというよりは生きている理由が無いと出会った女性と心中しようとした華影。しかし自分は生き残り相手だけが死んでしまった。しかし、死んだ人物は一緒に死のうとした相手ではなかった。
ということで編集者の溝渕と真相を追求していきます。
溝渕は本当に良い人でしたねぇ。この人じゃなきゃ無理ですよね。いいコンビでした。
ラストに関してはなるほどとしか言いようがなかったですが、ちょっと小気味よかったですね^^;
今回も黒猫が登場。付き人もちょっと出てきました。口説いていましたけど、付き人は当然なびいた様子が無くて安心しました^^

<幻冬舎 2017.11>2019.11.19読了