杉原爽香、十七歳の冬。爽香の中学時代の恩師安西布子と河村刑事は、美術館で久々のデート。彫刻が置かれた庭で河村が意を決して布子にプロポーズをしたとたん、ずぶ濡れの若い女性が助けを求めてきた。何者かに池へ突き落とされたその女の手には、亜麻色のジャケットが…。長編青春ミステリー。
高校2年生の年末。そろそろ進路をどうするか決める時期に来ているんですね。今日子は決めているようだけど、爽香はどうなっていくのかな。明男との関係ももどかしいようなそれでもちょっと恋人っぽくなっているような。
河村刑事が29歳ということで結婚に焦り始め、布子にプロポーズをしようとするのだけどその度に邪魔が入ります^m^ずぶぬれで助けを求めてきた若い女性。なぜ池に突き落とされたのか、命を狙われたのか。
そして半ば巻き込まれた形の爽香や今日子にも危険が及びます。
爽香も逞しいけど今日子も随分だと思いますが、それは類は友を呼ぶみたいなものなのでしょうか?^^;
今日子の恋路が切なくて哀しかったですね。でも、親の顔色ばかりうかがっているおぼっちゃんは、今日子には似合わないと思いますよ←
解説の方が爽香が25歳くらいになるまで書き継がれるのかと書かれていて思わず笑ってしまいました。現段階で46歳まで書き継がれてますよー!
私もどんどん読んでいきますよ〜!
<光文社 1990.9>2019.11.14読了