日本に魅了された画家―
オランダの巨匠フェルメールとユダヤ人哲学者スピノザとの関係や、ユダヤ人の東インド会社と石見銀による莫大な利益と繁栄…。
17世紀のオランダは、日本・ユダヤを無視しては語れない!
西洋美術史の第一人者が語る大画家の謎。フェルメールの作品全36点をカラーで掲載。
今までもフェルメールについて考察された作品をいくつか読んできましたが、日本との関連性というのは新しい視点でした。確かに描かれている人物が着ている服が着物のように見えなくもない・・・かな。
確かに江戸時代ってオランダは日本と交流がありましたもんね。直接行っていなくてもお互いの国について興味を持ったかもしれません。
「天文学者」と「地理学者」のモデルは以前読んだ本にアントニー・レーウェンフックじゃないかと書かれていたので、え?違うの?と戸惑いから入りましたが^^;
スピノザ説もあるんですね。自画像を見てもこちらの方が有力そう・・・。
フェルメールの作品と言われる全作品をカラーで見られたことも嬉しかったです。
<勉誠出版 2019.8>2019.11.7読了