爽香、十五歳の秋―それは親友の死ではじまった。学校の教室で久代の死体、かたわらに若草色のポシェットが…。読者と共に成長する新シリーズ。

結構昔から気になっていた作品だったのですが、結構な冊数が出ているので躊躇っていました。でもついに手に取ってしまいました…^^;これから30冊くらいありますね。長い旅です。三毛猫ホームズにはまって一気に読んだときのことを思い出します。
私の事はさておき、杉原爽香シリーズです。1年に1度刊行され、主人公の爽香も1歳ずつ歳を重ねています。
今回は第1弾。31年前に出たシリーズなんですね。最初は中学3年生で、亡くなったのは親友の久代。思春期の女子が経験するにはあまりにも惨い内容でした。
更に新任教師の安西布子も着任して早々大変な目に…。若干爽香に連れて行かれているというか巻き込まれているような気もしますけども。
そして事件の真相に関してもあまりにもショッキングでした…。過激というかなんというか…悲しい。
子どもは親の所有物じゃないのに。
これから爽香はどんな女性に成長し、またどんな事件に巻き込まれていくのか、楽しみに読み進めていこうと思います。

<光文社 1988.9>2019.10.11読了