現代人よ、もっと、もっと、もっと寝よう! 体とのつき合い方がわかり、3カ月で不調が改善。人気鍼灸師が実践する現代版・養生法。
・寝る時間は、3重の締め切りを設定して死守する
・寝室と布団内の温度と湿度が、睡眠の質を決める
・食事の半分は野菜を食べる
・野菜多めの食養生が、花粉症も軽減させる
・運動は、約7分のラジオ体操だけでいい
・初期のインフルエンザも葛根湯で治せる…etc.具体的なアドバイスが満載。
(本書の現代版・養生を3カ月続けたら)おそらくは3カ月を待たずにだいぶいろいろな不調が改善してきていると思います。1年続けたら、季節ごとに出る不調の出方が軽減していることに気づくはずです。2年続けられたら、「自分はこんなに元気な人だったのだ」と思えるようになります。…そこまで続けられたら、みなさんの生活そのものが養生になっているはず。続けていけばいくほど、気力体力、それと無駄に使わなかった分の財力が増えていきますから、あとは、「ああ楽しかった」と息をひきとるその日まで養生と生きる楽しみを繰り返していくことです。――本文より
文章が良い意味でくだけていて読みやすかったです。
現代は様々なダイエット方法があって、一つのものを食べ続けるダイエットを紹介したり、色んな食材やグッズが出たりしていますがどれも長続きせず宝の持ち腐れになる場合が多いですよね。昔は食べ物も潤沢ではなく、今の様に飽食の時代に生きていない人が今長生きしているのだから無理してやる必要はないって言うのはなるほどと思いました。スーパーフードだって昔は当然なかったですしねー。やっぱりちゃんと野菜や果物をしっかり食べるって言う当たり前のことに戻るんですよね。
それから寝具についても高級なものばかり取り上げられているけど安くても寝心地の良いものを選びましょうと書かれていてちょっとほっとしました。肌に触れるものだから汗を吸収しやすい麻がいいとか、改めてなるほどと思ったりしました。そうか、お金をかければ良いっていうわけではないんですね。
私も40代になった時に20代の時よりも体は動けていると思えるようになりたいです。
まずは野菜をたくさん取るという意識とラジオ体操から始めようと思います^^
<ミシマ社 2018.7>H31.3.27読了