極上の孤独 (幻冬舎新書)
下重 暁子
幻冬舎
2018-03-27


現代では「孤独=悪」だというイメージが強く、たとえば孤独死は「憐れだ」「ああはなりたくない」と一方的に忌み嫌われる。しかし、それは少しおかしくないか。そもそも孤独でいるのは、まわりに自分を合わせるくらいなら一人でいるほうが何倍も愉しく充実しているからで、成熟した人間だけが到達できる境地でもある。「集団の中でほんとうの自分でいることは難しい」「孤独を味わえるのは選ばれし人」「孤独を知らない人に品はない」「素敵な人はみな孤独」等々、一人をこよなく愛する著者が、孤独の効用を語り尽くす。

以前「世界一受けたい授業」に著者さんが講師として出演されていてこの作品の事をお話されていたので、気になって読みました。
著者さんは結婚もされていますし、お友だちもいらっしゃるから、孤独というのとは少し違う気もしましたが、家族や友人に依存しない考え方という面では理解できました。
私も中学高校くらいまでは仲間外れにされたくないから行きたくもないお出かけをしてみたり(笑)しましたけど、今は本当にその時間がもったいないと思うので多分誘われても行きたくなければいかないかな。って、そういう薄めの友人はもうみんな連絡を取っていないので、それもないですけど。
私は結婚をしていないし、基本的に出不精なので休みの日は一人です。それを淋しいと全く思わない・・・とは言わないですけど、ラクだからこのままでもいいかなーとも思います。本もテレビもパソコンもあるし。それが良いかはわかりませんが^^;
それに、友人がいないわけでもないし、家族とも連絡を取り合っているし可愛い甥っ子もいる。それで充分かなと思います。私の考えに賛同を頂いたような気がして安心しました(笑)

<幻冬舎 2018.3>H31.1.29読了