宮部みゆき 全一冊
宮部 みゆき
新潮社
2018-10-22


長年単行本未収録だった、幻の短篇小説3本! ファン必携のコンプリートブック、満を持して誕生!! 未収録エッセイ15本、映画監督や作家との未収録対談、超ロングインタビュー、作家生活&全作品年表、いしいひさいち漫画2本、藤田新策・新潮文庫装画画廊、こより・『この世の春』挿画ギャラリー……など。秘められていた宮部作品のルーツと創作の原点を収録。本人による貴重な自作(「負の方程式」)朗読CD付!

宮部さん作家生活30年を記念して作られた1冊。
宮部さんの今までの著作の紹介はもちろん、著名な方々との対談、初公開の短編集。ぎゅぎゅっと1冊に詰め込まれた豪華版です。
インタビューも面白かったけど、幻の短編小説を読めたことが嬉しかったです。
3本ありましたが「泣き虫のドラゴン」が宮部さんだから書けるファンタジーなのかなと印象深かったです。子供が経験したことも不思議でファンタジーだけど、その不思議なことに対して母親がちゃんと受け止めている姿が良いなと思ったんですよね。他の2作品も全然ジャンルが違って面白かったです。
対談の中で佐藤優さんとの対談が印象深いですね。私は宮部さんの作品の中で「蒲生邸事件」が1番好きなんです。その作品について語られていたので嬉しかったです。
宮部みゆきさんのファンにはたまらない1冊だと思います。

<新潮社 2018.10>H30.12.15読了