つかのまのことつかのまのこと
著者:柴崎 友香
KADOKAWA(2018-08-31)
販売元:Amazon.co.jp

かつての住み家であったのであろう、“この家”を彷徨い続ける“わたし”。その理由がわからないままに時は移り、家には次々と新しい住人たちがやってくる。彼らを見守り続ける“わたし”は、ここで、いったい何を、誰を待っているのか―。俳優・東出昌大をイメージして作品を執筆、さらに写真家・市橋織江がその文学世界を撮影した、“新しい純文学”。

俳優さんをイメージして書いた作品ということで写真と文章がどうリンクしているのか楽しみに読みました。
私、東出君好きなんですよね。全体的に古風な感じが^^
柴崎さんの文章と東出君はとても合っている気がしました。そして古民家と東出君の雰囲気もとても合っていて、その家に住む主というか幽霊?の雰囲気が醸し出されていました。
最後のシーンも目に浮かぶようでした。切なくてあたたかかったです。

<KADOKAWA 2018.8>H30.10.20読了