秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)
著者:米澤 穂信
東京創元社(2009-02-28)
販売元:Amazon.co.jp

秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)
著者:米澤 穂信
東京創元社(2009-03-05)
販売元:Amazon.co.jp

<上>あの日の放課後、手紙で呼び出されて以降、ぼくの幸せな高校生活は始まった。学校中を二人で巡った文化祭。夜風がちょっと寒かったクリスマス。お正月には揃って初詣。ぼくに「小さな誤解でやきもち焼いて口げんか」みたいな日が来るとは、実際、まるで思っていなかったのだ。―それなのに、小鳩君は機会があれば彼女そっちのけで謎解きを繰り広げてしまい…シリーズ第三弾。
<下>ぼくは思わず苦笑する。去年の夏休みに別れたというのに、何だかまた、小佐内さんと向き合っているような気がする。ぼくと小佐内さんの間にあるのが、極上の甘いものをのせた皿か、連続放火事件かという違いはあるけれど…ほんの少しずつ、しかし確実にエスカレートしてゆく連続放火事件に対し、ついに小鳩君は本格的に推理を巡らし始める。小鳩君と小佐内さんの再会はいつ―。

ずっと積読していたままになってました。ようやく読みました。
小鳩君と小山内さんの関係が解消されてから双方の周りの状況も変化していきました。
小鳩君には彼女が出来て、小山内さんにも彼氏ができます。
そのお互いの相手が何というか…^^;
仲丸さんに関しては小鳩君にも問題がないとは言わないけど本人が悪いよね?別れ際の言葉にイライラしてしまったのは私だけだろうか。
瓜野君に関しても何だかなぁ…終始独りよがりだった気がします。でも一応努力はして来たのだから、最後の境遇に関しては少し同情してあげても良いかなと思います←
放火犯に関しては残酷でえげつなかったですね…。
そして、このシリーズは春夏秋冬で完結のようですが、この秋期が出てから9年。まだ冬期は発売されていませんよね。
どう完結するのか、2人の関係はどうなっていくのか、楽しみです。

<東京創元社 2009.3>H30.10.8読了