スロウハイツの神様(上) (講談社文庫)
著者:辻村 深月
講談社(2010-01-15)
販売元:Amazon.co.jp
スロウハイツの神様(下) (講談社文庫)
著者:辻村 深月
講談社(2010-01-15)
販売元:Amazon.co.jp
人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだーー
あの事件から10年。
アパート「スロウハイツ」ではオーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが共同生活を送っていた。
夢を語り、物語を作る。
好きなことに没頭し、刺激し合っていた6人。
空室だった201号室に、新たな住人がやってくるまでは。
辻村さんの本が好きなのになんで読んでないの!今すぐ読んで!
と、叔母に言われ^^;ようやくようやく読みました。
いやーホントだわ。どうして読んでなかったんだろう。上下巻という厚みに慄いた感は否めませんがそんなことは気にせず読めばよかった。
辻村さんの最近の作品は出る度に読んでいるのですが初期の未読作品までなかなか行けなくて。いろんなところでチヨダコーキという名前を見た気がします。もったいないなぁ。たくさんリンクしていただろうに。
それでもようやく読めたので良かったです。
アパート「スロウハイツ」に暮らす友人たち。コウちゃんと環以外はまだ卵。それでも自分の夢のために頑張っている。未来ある若者たちが悩みながらも前に進んでいく姿は羨ましさも感じました。狩野も正義もスーもみんな頑張っていた。
それでもこの物語は、コーキと環の物語だったんですね。たくさんの伏線が最後に回収された時、涙が出ました。環と桃花が経験した幼い頃の出来事。それを支えてくれたチヨダコーキの作品。環が一方的にコウちゃんの事を好きなんだと思ったら…。なんですかもう…。お互いが大事にしすぎてて、結ばれないのかな。でも、二人は恋人同士になるというのは違う気がします。お互いが進む道を尊重しあうこの形が良いのかなぁと思います。
それにしても黒木のコウちゃんエピソードが回収されるなんて…びっくりです。
コウちゃんが環に行った「お久しぶりです」という言葉。全てが明らかになってから読むともう感動してしまって、言葉になりません。
ようやくだったけど読めて良かったです。一生懸命に仕事をする姿、夢を追いかける姿、私も胆に銘じます。
<講談社 2010.1>H30.7.11読了
著者:辻村 深月
講談社(2010-01-15)
販売元:Amazon.co.jp
スロウハイツの神様(下) (講談社文庫)
著者:辻村 深月
講談社(2010-01-15)
販売元:Amazon.co.jp
人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだーー
あの事件から10年。
アパート「スロウハイツ」ではオーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが共同生活を送っていた。
夢を語り、物語を作る。
好きなことに没頭し、刺激し合っていた6人。
空室だった201号室に、新たな住人がやってくるまでは。
辻村さんの本が好きなのになんで読んでないの!今すぐ読んで!
と、叔母に言われ^^;ようやくようやく読みました。
いやーホントだわ。どうして読んでなかったんだろう。上下巻という厚みに慄いた感は否めませんがそんなことは気にせず読めばよかった。
辻村さんの最近の作品は出る度に読んでいるのですが初期の未読作品までなかなか行けなくて。いろんなところでチヨダコーキという名前を見た気がします。もったいないなぁ。たくさんリンクしていただろうに。
それでもようやく読めたので良かったです。
アパート「スロウハイツ」に暮らす友人たち。コウちゃんと環以外はまだ卵。それでも自分の夢のために頑張っている。未来ある若者たちが悩みながらも前に進んでいく姿は羨ましさも感じました。狩野も正義もスーもみんな頑張っていた。
それでもこの物語は、コーキと環の物語だったんですね。たくさんの伏線が最後に回収された時、涙が出ました。環と桃花が経験した幼い頃の出来事。それを支えてくれたチヨダコーキの作品。環が一方的にコウちゃんの事を好きなんだと思ったら…。なんですかもう…。お互いが大事にしすぎてて、結ばれないのかな。でも、二人は恋人同士になるというのは違う気がします。お互いが進む道を尊重しあうこの形が良いのかなぁと思います。
それにしても黒木のコウちゃんエピソードが回収されるなんて…びっくりです。
コウちゃんが環に行った「お久しぶりです」という言葉。全てが明らかになってから読むともう感動してしまって、言葉になりません。
ようやくだったけど読めて良かったです。一生懸命に仕事をする姿、夢を追いかける姿、私も胆に銘じます。
<講談社 2010.1>H30.7.11読了
ちょっとしたエピソードが、後半からピタピタとハマってくる怒涛の伏線回収が、素晴らしかったですね。
そして、コウちゃんと環の間にある、愛おしいつながり。
他作品とのリンクもたくさんあり、読んでいてとても楽しかったです。