探してるものはそう遠くはないのかもしれない探してるものはそう遠くはないのかもしれない
著者:新井見枝香
秀和システム(2017-12-16)
販売元:Amazon.co.jp

某有名書店の"型破り"書店員による初エッセイ。「書店員が書いた心温まる本屋の話」ではなく、37歳、独身、彼氏なし、そんな女のおかしくてちょっぴり痛いお話です。「会社員に向いてない」「結婚に向いてない」日常のエピソードが満載。コラムニストのジェーン・スーさんからは「同業者の端くれとして、背筋の凍る文章力。誰にでもあるどうってことない日常を、こんなにおもしろく仕上げるなんてズルい!」と絶賛推薦コメントも。

テレビにも時々登場される書店員の新井さん初のエッセイ。楽しみにしていました。
書店員としてのエッセイなのかと思ったら少し違いましたね。
いやー面白い人だとは思っていましたけど、本当に面白いっすね。
ここまでさらけ出しちゃっていいの?っていうくらいの凄さでした^^;
でも誇張してるわけじゃなくてただただ真実と自分の想いを吐き出しているんだろうな。ここまで素直にさらけ出されたらもう清々しいとしか言いようがありません。
そしてここまで自由に生きることが出来たら良いなぁと羨ましさも感じました。…って言ったら新井さんは怒るかもしれませんが。
私の勝手な独断と偏見の思い込みなんですけど、書店員も図書館司書もですが、何かしらのオタクだったりオタク気質だったりする人が溢れているんじゃないかと思ってるんです。新井さんも特定はしていませんがビジュアル系バンドがお好きのようで。私も好きな人の誕生日にケーキを買って一人で食べますよ。ネームプレートは頼まないけど^^;そして1ホールでもないけど。
そして元オタクだった人からのLINEから見る裏切られた感も何となく分かります。裏切られたというか、置いてけぼりにされたというか…。こっちの勝手な感情で、向こうはそうは思っていないのは分かるんだけど、そう思っちゃうんですよね。それは仕方がないことだからそう思う自分を愛おしいと思ってあげようかと思います←仕方ないもの。
新井さんの考えるたくさんの事は分かるところと分からないところとありましたが^m^明日からも少し前向きに生きていけそうです。
タイトルがとても素敵です。私もこう感じられるように生きていきたい。

<秀和システム 2017.12>H30.6.10読了