化学探偵Mr.キュリー7 (中公文庫)化学探偵Mr.キュリー7 (中公文庫)
著者:喜多 喜久
中央公論新社(2018-02-23)
販売元:Amazon.co.jp

猫柳課長が大学で遭遇した猫虐待事件。美間坂剣也がCM出演オファーを受けた「酔わない酒」の謎。沖野を理解すべく、氷上一司が挑む学生の記憶喪失事件。Mr.キュリーこと沖野春彦の名推理に“化学反応”した人々が織りなす、個性豊かな七色のミステリが登場です!

このシリーズ50万分も売れてるんですか!(唐突に)密林のあらすじのところを読んでいたらそう書いてあったのでびっくり。確かに化学という分野が入ってるけど分かりやすくて面白いもんね。
シリーズ第7弾。もう7冊目ですか。今まで登場した方々の話が出てきていて舞衣は少し蚊帳の外。ちょっと残念です。あの猪突猛進な舞衣も見たかったのですが。
そして今まで登場したらしい人達、思い出せる人の方が少ないんですがすみません^^;
みゅーたんがうっすら覚えているかなぁ…っていうかみゅーたんってなんだよ、本名はなんだ。美間坂剣也ももちろんわかるけど…あ、水上も分かるか…それくらいかな。
まあ、人物が分からなくても全然読めるから良いんですけどね←
どのお話も日常ミステリのようで面白かったです。
まあ、命にかかわるものもありましたけど…
そして最初と最後の沖野先生が学生時代の物語、素敵でしたねー。
信希は年齢的に私と同い年だったので自分の受験の事とか諸々思い出してしまいました。
私は行きたい高校があって、頑張って勉強して合格したけど、その高校に合格することが目標になっていたから、入学してからが大変だったなという思い出。次の目標が見つけられなかったんですよねー。だから信希の様に将来なりたいもの、やりたいものがちゃんと決まっているのは羨ましかったです。それでも、独りよがりになりそうになっていたのかもしれないですね。気づけて良かった。またこのシリーズのどこかで登場してほしいです。

<中央公論新社 2018.2>H30.6.5読了