天の花 なでし子物語天の花 なでし子物語
著者:伊吹 有喜
ポプラ社(2018-02-09)
販売元:Amazon.co.jp

遠州峰生の名家・遠藤家の邸宅として親しまれた常夏荘。幼少期にこの屋敷に引き取られた耀子は寂しい境遇にあっても、周囲の人々の優しさに支えられて子ども時代を生き抜いてきた。18歳になった耀子は、誰にも告げずに常夏荘をあとにした。バスの中、4年前のあの夏を思い出す。久しぶりに常夏荘を訪れた立海と過ごした日々―。

シリーズ3作目。
前回が今回の作品の10年以上先の話だったので、未来が分かるから物足りなさもありましたが、それでも思春期の耀子や立海を見ることが出来て良かったです。と言ってもメインはその更に4年前なので思春期には早いかな。
どうして耀子と龍治が結婚したのか。その過程が分かったのは良かったのですが、龍治がなぜ峰生をそこまで嫌っているのか分からないままでしたね。
そして立海が可哀想すぎる…。
分かった部分もありもやもやが残った部分もあり。
現在連載中の最終章ですべてが明らかになるのでしょうか。
いつ単行本化されるか分かりませんが楽しみにしています。

<ポプラ社 2017.2>H30.4.25読了