
著者:瀬尾まなほ
光文社(2017-11-16)
販売元:Amazon.co.jp
「読んだ人は、笑いすぎて、お腹がすき、食べすぎて、幸福になります! 」
瀬戸内寂聴
95歳の寂聴先生。
2014年の壮絶だったがん闘病、そして今年はじめの緊急入院で2回のバイパス手術。しかし、目を見張る回復ぶりで術前より元気が漲っている―――。
「まなほが来てから、よく笑うようになったと言われるのよ」
その年齢を超越した元気の源は、7年前から傍らで24時間支えている秘書の著者だ。なんとその年齢差66歳!
「瀬戸内寂聴って誰?」
初めて寂庵に面接に来た時は先生の仕事も著書も何も知らなかった……。
しかし、今では、常に体調と気持ちを汲んで仕事をマネーメジメントし、私生活では“ため口"で好きなことを言い合う仲。そんな彼女の存在が先生の背中を押し続けている。先生の「おちゃめな素顔」と「愛あふれる本音」を赤裸々に綴った初めてのエッセイ本。
笑えます!
泣けます!
愛が沁みます!
先生の元気と才気の秘密がわかります!
同時に本著は、一人の女性の、魂の成長のドラマです。
少女時代の辛く孤独な経験から、将来に迷う青春時代を経て、先生との出会いによって、著者の人生がどのように大きく変わっていったのか。
いま人生の目的や社会との接点を持てずに生きている若い世代の人たちに、ぜひとも読んでほしい一冊です。
おちゃめなプライベート写真と本人直筆食卓レシピイラストも初公開。
秘書さんがお若い方だということはこの本が出た前後くらいからよくテレビで言われていたので知っていましたが、読むまでには至っていませんでした。ですが、日頃見ている番組でよく拝見するようになり、気になって手に取りました。
瀬戸内寂聴さんがどんな方なのか、確かに詳細には分からなかったですがそれでも面接で誰かもわからず著作があったことも分からないというのはなかなか凄いですよね^^
でも、寂聴先生ご本人が、本を読まないと聞いて、文学少女は本を読むばかりで身の回りのことは怠る人が多いと思っていたからこの子は良いと思って採用したとおっしゃっていましたよね(byあさイチ)実際は本は読むけど寂聴先生の作品は読んだことがないというのが正しい見解だったようですが、それでもお二人は相性が良く、お互いに喜怒哀楽を共有できるというのは幸せなことなんだろうなと思いました。
あさイチに出演された時に90歳を過ぎて大病で大きな手術を何度かされたと知って驚きました。正直寝たきりになってしまってもおかしくはない状態であったと思います。それでもこうして心配してくれる人が側にいるから、乗り越えられたんですね、きっと。そして若い人のエキスを吸っているからか^m^今もご病気等もあるでしょうがお元気そうで何よりです。
私もなんだかんだ言って寂聴先生の著作は読んだことがないですし、人となりも知らなかったので、この本を読んで知ることが出来て良かったです。
<光文社 2017.11>H30.4.15読了