ビギナーズ・ドラッグビギナーズ・ドラッグ
著者:喜多 喜久
講談社(2017-12-07)
販売元:Amazon.co.jp

世界を変えるのはいつだって、ひたむきな努力と果てしない情熱だ!中堅製薬会社で事務職を務める水田恵輔は、祖父が入居する老人ホームで出会った女性・滝宮千夏に一目惚れする。しかし、彼女は治療困難な難病に侵されていた。彼女のために何かできないのか。悩んだ恵輔は、自ら治療薬を創ればいいと思い立つ。同期の研究員・綾川理沙を巻き込み準備を始める恵輔だったが、素人の思いつきに対する周囲の風当たりは強く…。次々と立ちはだかる困難、進行する病魔、恵輔の恋と情熱の結末は―。

老人ホームで出会った難病に苦しむ女性のために、自ら治療薬を開発することを決意する。なかなかぶっ飛んだ内容でしたが、面白かったです。熱い作品でした^^
純粋で生真面目な恵補は思い立ったら即行動。周りの言葉も聞かずに突っ走っていきます。それでもきっと、恵補が総務部という何も知識がないところから始めていったのが良かったのかもしれないですね。少しでも知識があったら無理だって思ってしまっていたかもしれない。4人のチームもだんだん団結していったのも良かったです。人にはその人にしかない物語がそれぞれあるんですよね…。

<講談社 2017.12>H30.4.11読了