キラキラ共和国キラキラ共和国
著者:小川 糸
幻冬舎(2017-10-25)
販売元:Amazon.co.jp

「ツバキ文具店」は、今日も大繁盛です。
バーバラ夫人も、QPちゃんも、守景さんも、みんな元気です。
みなさんのご来店をお待ちいたしております。――店主・鳩子
亡くなった夫からの詫び状、川端康成からの葉書き、
大切な人への最後の手紙……。
伝えたい思い、聞きたかった言葉、「ツバキ文具店」が承ります。

「ツバキ文具店」の続編です。読んでいてとても幸せになった作品だったので、続編が出てくれて本当に嬉しいです。今回は代筆屋の仕事よりも鳩子たちの家族の物語という印象が強かったです。晴れて家族となった3人。それだけでとても幸せだけど、よりよい生活を送っていくために考えていきます。
ミツローさんとポッポちゃんの関係がとても好きです。過去に何があっても、私たちは未来を生きていかなければならない。それを選択した2人の未来はきっと明るいです。でも、その過去についての意見がお互いを思うがあまりすれ違い、ケンカにまでなってしまって。でも、意見をぶつけ合えたから良かったのかな。
そしてQPちゃんが可愛い。本当に可愛い。QPちゃんのおかあさんになれて嬉しいという気持ちがひしひしと伝わってきました。
レディ・ババの存在が気になりますけど、無理に好きになる必要はない、感謝をすればいいって良い言葉だなと思いました。

<幻冬舎 2017.10>H30.3.29読了