チュベローズで待ってる AGE22チュベローズで待ってる AGE22
著者:加藤 シゲアキ
扶桑社(2017-12-12)
販売元:Amazon.co.jp

「ホスト、やるやんな?」
就活に惨敗し、自暴自棄になる22歳の光太の前に現れた、関西弁のホスト・雫。
翌年のチャンスにかけ、就活浪人を決めた光太は、雫に誘われるままにホストクラブ「チュベローズ」の一員となる。
人並み外れた磁力を持つ雫、新入りなのに続々と指名をモノにしている同僚の亜夢、ホストたちから「パパ」と呼ばれる異形のオーナー・水谷。そして光太に深い関心を寄せるアラフォーの女性客・美津子。ひとときも同じ形を留めない人間関係のうねりに翻弄される光太を、思いがけない悲劇が襲う――。

始めの光太の就活に疲れて自暴自棄になっている感じがとてもリアルでした。そこからいきなり非現実的なホストへ勧誘されてあれよあれよという間にホストになって割とお客を掴むようになって。展開が早かったので読む手が止まらなかったです。
1人1人の登場人物も個性的で、そして1人1人の身に起きる展開が早くて読むほうが追いつかないような感じでした。
特に亜夢の展開は早かったなぁ…。
光太は最初から最後までそこまで凄く魅力があるわけでもなくて←いい意味で普通のどこにでもいそうな男の子で、それが良かったのかなと思います。
わりかし最後はハッピーエンドなのかと思ってからの怒涛の展開には驚きでした。
AGE32も手元にあるのですが、少しでもページを開かなくて良かったです。色々ネタバレ満載で危なかったです。
それにしても、良く光也はこの会社を選びましたねー。私は圧迫面接というのは受けたことはないけど、これはひどすぎますよね。本当にこんな感じの面接があるんでしょうか。あったら問題ですよねー。そしてこんなところから内定をもらっても、私は絶対に入りたくないなー。と独り言。
AGE32の方も読むのが楽しみです。

<扶桑社 2017.12>H30.2.5読了