
著者:似鳥鶏
河出書房新社(2017-11-24)
販売元:Amazon.co.jp
海月&設楽の捜査一課凸凹コンビの前に、最凶の敵〈鷹の王〉降臨! ボウガンで無差別に襲撃し、ビルなどに放火する殺人ドローンを従えて、さらに大きな企みで首都・東京に襲いかかる!
このシリーズも第5弾まで出たんですねぇ。このシリーズは毎回スケールが大きくて東京全体とか日本とかそういう規模になるので一体どうなってしまうんだろうとドキドキします。あとは設楽刑事がどれだけ怪我をしてしまうのかにもいつもドキドキしますね。
今回の装丁では怪我をしていないなと思ったけど、左腕が見えないな…まさか左腕無くなっちゃうとかそんな怪我はないよね…とかすんごい恐ろしいことまで考えましたけどそこまではいきませんでしたね^^;私の予想はあながち間違ってはいませんでしたけど…。
今回は東京全体が巻き込まれる大きな事件。東京中に飛び回るドローンによって東京都民は徐々に追い詰められていきます。大きな被害が出なくて良かったです。
それにしても私は文系人間なのでこの容疑者が行ったことはどこまで可能なんですかね…。容疑者がここまでドローンを器用に操って東京全体を恐怖に落とし込むとは…と思いましたが結末がまたスッキリしないというかなんというか…。高遠遙一みたいな人物がいるってことですよね←怖い怖い。
犯人の動機はかなり根深いものでしたね…。当時ニュースを見ていて最初の大きな被害もそうだけど非難したことによる二次被害(と言って良いのでしょうか)については見ていてこちらもショックを受けました。生活の場を奪われた人にどうしてこんなことが言えるんだろうと本当にショックで。当事者じゃない私がショックを受けるのも失礼というか申し訳ない気がしますが。その時の気持ちを思い出しました。
シリーズも何だかまだ続きそうです。
それでも最後の伊藤巡査のまっすぐさに救われた気がしました。
<河出書房新社 2017.11>H30.1.14読了
いくらなんでも、東京中の建物をああいう方法で
崩壊させるとか、無理があると思います・・・。
収拾の付け方も、ちょっと杜撰というか、都合
良すぎだし。風呂敷広げすぎると、こういう風に
収拾つけるしかなくなっちゃうんでしょうけど。
設楽刑事の怪我、多分普通だったら十分重症
だと思うんですけど、いつもに比べると全然軽いな、と
思ってしまう自分の感覚、ちょっとおかしくなってる、と
思いました(笑)。