
著者:仁木 英之
文藝春秋(2017-09-27)
販売元:Amazon.co.jp
帰宅途中に“魔王”を名乗る男に襲われた千夜が助かる手段はただひとつ。「面白い話をすれば殺さないでやる」元声優の意地にかけて語り始めたのは、姉・一夜がかつて作ったおとぎ話。だが“お話”は思いもよらぬ悪意を帯びて暴走し、姉妹の過去を甦らせる。アラビアン・ナイト×モダン・ホラー!
現代版アラビアン・ナイトという謳い文句?らしいですが…そうかなぁ?そもそもアラビアン・ナイトをちゃんとは知らないので何とも言えませんが^^;ドラビアンナイトなら見たことあるけど←
仁木さんの作品は僕僕先生を始め基本的には明るめな作品が多い印象だったのでこの作品はいつもと雰囲気が違いましたね。暗くて途中で私は誰の本を読んでいるんだっけ?って思いました^^;
現代と御伽話が入り混じってどんどんひとつになっていく。途中で夢か現かわからなくなっていきました。結末も意外過ぎる。結局お父さんって何者だったんだろう。分かるような分からないような…。ちょっともやもやが残る作品でした。
<文芸春秋 2017.9>H29.11.6読了