
著者:小路 幸也
PHP研究所(2017-06-09)
販売元:Amazon.co.jp
僕は動けなかった。恐怖心からではなく、男たちを叩きのめすその女性に見惚(みと)れてしまったんだ――。
その夜、カメラマン志望の大学生・木下英志は夜景を撮っていた。人気(ひとけ)のない公園で鈍い音を聞きつけカメラを向けると、そこには一人の女性がいた。彼女は屈強な男たちを叩きのめすと、車椅子の老人を伴い車へと消えた……。後日、改めて画像を見た英志は気づく。「似ている。横顔が、あの子に」
〈カウガール〉と名付けた彼女の画像を頼りに、その正体に近づいていく英志だったが、やがて彼女自身にも心を寄せていく。そして辿り着いた真相と、彼女の家族が背負った哀しい過去とは? 累計150万部突破の「東京バンドワゴン」シリーズの著者が描く、もう一つの「東京」の物語。
小路さんの作品って経歴が凄い人(語彙力)たくさん出てきますよねー
何だか読んでいて気持ちがいいくらい。
英志と奈子の出会い方と二人の関係の発展の仕方が作り上げられた感じがして何だかなぁと思わなくもなかったですけど^^;でも、奈子の抱えているものが大きかったから仕方がないのかな。周りのサポートがあってなるようになってよかったです。
ただ、今回は結構憶測から色々展開していったので、もうちょっと物的証拠みたいなものも出てきても良かったかなと思いました。
最終的に合ってたから良いけどさ、見当違いなこともあったら大変だから←
<PHP研究所 2017.6>H29.8.31読了