パーマネント神喜劇パーマネント神喜劇
著者:万城目 学
新潮社(2017-06-22)
販売元:Amazon.co.jp

「あんたの願い、叶えてあげる」
こんな神様、信じていいの――!?
デートの途中、突然時が止まった。動かない街に現れたのは、「神」と名乗る見慣れない二人の男。ペラペラまくしたてる二人に肩を叩かれ戻った世界は、あれ、何かが違う……?
面白さ、神話級! ! アヤしげな「神様」に願いを託し、叶えたり振り回されたりする人たちの、わちゃわちゃ神頼みエンターテインメント。

久しぶりの万城目さんの新刊。楽しみにしていました。
前回の「バベル九朔」が正直よく分からなかったので^^;今回はどうかなと思ったのですが、まず装丁がね、インパクトがありますよね。
表紙のおじさんが神様だったらと思ったら面白いですね。
最初の「はじめの一歩」は7年前の世にも奇妙な物語の書き下ろし作品だったそうで。
そういえば以前人気作家が書き下ろした!って謳い文句で放送していた時があったような。私は観ていないので分からないのですが^^;
それにしても7年前って、待ちに待ったですね。
「トシ&シュン」は何だか読んだことがあるなぁと思ったら「時の罠」に収録されていたんですね。納得です。当時も面白いと思った記憶が^^
何だか適当そうに見える神様ですが、4編すべてちゃんと人の事を考えて人の事を想って動いているのが良かったです。流石神様ですね。
でも、神様でも昇進試験や抜き打ち審査のようなものがあってそれも面白かったですね。
万城目さんの奇想天外な作品をまた読むことが出来て良かったです。

<新潮社 2017.6>H29.7.23読了