失われた地図失われた地図
著者:恩田 陸
KADOKAWA(2017-02-10)
販売元:Amazon.co.jp

直木賞受賞第一作! “恩田ワールド”全開のエンターテインメント長編
川崎、上野、大阪、呉、六本木…日本各地の旧軍都に発生する「裂け目」。かつてそこに生きた人々の記憶が形を成し、現代に蘇える。記憶の化身たちと戦う、“力”を携えた美しき男女、遼平と鮎観。運命の歯車は、同族の彼らが息子を授かったことから狂い始め―。新時代の到来は、闇か、光か。

いやー凄いですね。なにが凄いって直木賞受賞後第一作がこの作品っていうのが凄い。
「蜜蜂と遠雷」を読んだ人が次にこの作品を読んだらビビるよね。前から恩田さんの作品を読んでいる人が読んだら通常運転だって思いますけど。
この過程が良く分からないけど引き込まれる感じ。そして最後の放置感←
確かに”恩田ワールド”ですよね^^;
遼平と鮎観の人物像も恩田さんぽい感じで良いです。浩平も可愛い。
一族が長年闘っているものについて、何となくは分かったんですけど、最後が衝撃でしたね。それで?どうなるの?っていう感じ^^;いやー久しぶりでしたねー(多分褒めている)
中身は凄く大きいものが蠢いている感じで世界観も凄いのになんかもったいないんですよねぇ。うん、多分褒めているんですけど。
感想になってないかもしれませんが、こういう恩田作品をまた読めて良かったです^m^

<角川書店 2017.2>H29.4.25読了