殺し屋、やってます。殺し屋、やってます。
著者:石持 浅海
文藝春秋(2017-01-12)
販売元:Amazon.co.jp

安心・安全のシステムで、殺し屋、やってます。
コンサルティング会社を営む男、富澤允。彼には裏の仕事があった。650万円の料金で人殺しを請け負う「殺し屋」だ。
依頼を受けたら引き受けられるかどうかを3日で判断。引き受けた場合、原則2週間以内に実行する。ビジネスライクに「仕事」をこなす富澤だが、標的が奇妙な行動が、どうにも気になる。
なぜこの女性は、深夜に公園で水筒の中身を捨てるのか?
独身のはずの男性は、なぜ紙おむつを買って帰るのか?
任務遂行に支障はないが、その謎を放ってはおけない。
殺し屋が解く日常の謎シリーズ、開幕です。

石持さんの作品は人を殺しても逮捕されないということはよくありますが、この作品は最たるものですねぇ。またこの時代によく思いつくもんです^^;
でも、殺し屋のトミー←が至極冷静で頭脳明晰でちゃんと任務を遂行するから大丈夫かなぁというドキドキ感はなかったかな。
それでも色々なパターンがあって、面白いって言っていいのか分からないけど面白かったです。まあ、血も涙もない人だなとは思いましたけど^^;
でも最近はこの作品以上に突飛で全く持って理解不能な作品もあったから、それよりは全然良かったです。

<文芸春秋 2017.1>H29.2.24読了