アドカレ! 戸山大学広告代理店の挑戦 (富士見L文庫)
著者:森 晶麿
KADOKAWA/富士見書房(2016-01-13)
販売元:Amazon.co.jp
名コピーライターだった亡き父と同じ道を目指す私は、父の母校戸山大学に入学した。意気揚々と広告概論を受講するも、中身は期待外れ、広告研究サークルは言わずもがな…。そんなとき、目に飛び込んできた学生だけの広告代理店“アド・カレッジ”の求人看板。訪れた私に、バードと名乗る代表取締役はいきなり採用試験を言い渡した。「豆腐屋のキャッチコピーを提案すること、期限は三日」豆腐屋では強面の店主が待ち構えていて…?広告業界希望者必見の青春物語。
今回の舞台は広告業界。でも主人公は大学生。いますよね、大学生ながら働いてるって人。更に違う作品ですが酔理研究会のあの二人までちらっと出てきて、リンクが嬉しかったです。
ここ最近森さんの作品は黒猫シリーズ以外はいろんな意味でドキドキしながら読み始めるのですが。この作品は最初から面白くて読み進みました。広告業についてのノウハウもきっと盛り込まれているんですよね。主人公たちが考えるキャッチコピーは凄いなと思ったけど、でもここまでうまいこと行くかなと思わなくもないですけど。
主人公の名前が最後まで分からなくて、知らないまま終わらせるのかなと思ったら何とも良い出し方でしたねー。何となく最後の謎の展開は読めたんですけど。でも良かったから良いです。
バードと私はこれからどうなっていくんでしょうかね。二人の展開も気になるところでした。
物語自体は良かったですけど、テーマ自体は私は何を読んでも良いとは思えませんでした。私は新卒で入社した会社で配属されたのが広告部だったんですが、上司のパワハラが凄くて。毎日毎日怒鳴られて怒鳴られて。周りの同僚は見て見ぬふりで。なにかわからないことがあったら聞いてという割に聞いたら「自分で考えたら?」の繰り返し。まあ、私の質問もダメだったんだと思うんですけど。そしてみんな私の事は「お前」呼ばわりでした。今考えたら酷いな。毎日帰り道の地下鉄のホームで飛び降りたら楽だろうなと思いながら、でもそんな勇気はないまま日々を過ごしていて。
何だか読んでいる時にフラッシュバックしてしまって、途中読むのをやめようかとすら思いました^^;面白くて結果読む手は止まらなかったのですが。
もう辞めて7年くらい経つから平気かと思いましたけど、平気じゃなかったですね。そんな暗めの要素なんてなかったのに。最後は余談でした。
<富士見書房 2016.1>H29.2.13読了
著者:森 晶麿
KADOKAWA/富士見書房(2016-01-13)
販売元:Amazon.co.jp
名コピーライターだった亡き父と同じ道を目指す私は、父の母校戸山大学に入学した。意気揚々と広告概論を受講するも、中身は期待外れ、広告研究サークルは言わずもがな…。そんなとき、目に飛び込んできた学生だけの広告代理店“アド・カレッジ”の求人看板。訪れた私に、バードと名乗る代表取締役はいきなり採用試験を言い渡した。「豆腐屋のキャッチコピーを提案すること、期限は三日」豆腐屋では強面の店主が待ち構えていて…?広告業界希望者必見の青春物語。
今回の舞台は広告業界。でも主人公は大学生。いますよね、大学生ながら働いてるって人。更に違う作品ですが酔理研究会のあの二人までちらっと出てきて、リンクが嬉しかったです。
ここ最近森さんの作品は黒猫シリーズ以外はいろんな意味でドキドキしながら読み始めるのですが。この作品は最初から面白くて読み進みました。広告業についてのノウハウもきっと盛り込まれているんですよね。主人公たちが考えるキャッチコピーは凄いなと思ったけど、でもここまでうまいこと行くかなと思わなくもないですけど。
主人公の名前が最後まで分からなくて、知らないまま終わらせるのかなと思ったら何とも良い出し方でしたねー。何となく最後の謎の展開は読めたんですけど。でも良かったから良いです。
バードと私はこれからどうなっていくんでしょうかね。二人の展開も気になるところでした。
物語自体は良かったですけど、テーマ自体は私は何を読んでも良いとは思えませんでした。私は新卒で入社した会社で配属されたのが広告部だったんですが、上司のパワハラが凄くて。毎日毎日怒鳴られて怒鳴られて。周りの同僚は見て見ぬふりで。なにかわからないことがあったら聞いてという割に聞いたら「自分で考えたら?」の繰り返し。まあ、私の質問もダメだったんだと思うんですけど。そしてみんな私の事は「お前」呼ばわりでした。今考えたら酷いな。毎日帰り道の地下鉄のホームで飛び降りたら楽だろうなと思いながら、でもそんな勇気はないまま日々を過ごしていて。
何だか読んでいる時にフラッシュバックしてしまって、途中読むのをやめようかとすら思いました^^;面白くて結果読む手は止まらなかったのですが。
もう辞めて7年くらい経つから平気かと思いましたけど、平気じゃなかったですね。そんな暗めの要素なんてなかったのに。最後は余談でした。
<富士見書房 2016.1>H29.2.13読了