2016年ももうすぐ終わりますね。
毎年言ってますが1年早すぎ!今年は何だかいつも以上に早く感じたなー!
2016年だという自覚がないまま終えるような気がします^^;
昨年はV6の20周年イヤーということでVゴトが多かったですが、今回はソロの活動が多かったですね。
6人一緒で見られる時間は短かったけど、楽しい時間をたくさん過ごしました。

ということで、毎年恒例の独断と偏見の書籍ベスト10です。
今年は193冊読みました。昨年は178冊だったので15冊増ですか。なぜか12月に22冊読んでました^^;一気に来たからな〜。
今年もたくさんの本に出会い、読むことが出来て幸せでした。
以下、ランキングです。例年と同じように1作家さんに対して1作品にしています。今年出たものだけでなく、私が今年読んだ過去の本も含んでいます。悪しからず。

第1位「蜜蜂と遠雷」恩田陸
このランキングを始めてから初の恩田さんが1位!嬉しい!(って私が勝手にやってるだけなんですけど)
元々私が活字中毒になったのは恩田さんの「ネバーランド」を読んだのがきっかけだったので、恩田さんの作品が1位になったのは完全なるジコマンですが嬉しいです。初期の頃の作品が大好きで、一時期あれ?あれ?って思う時もあったので←
今回のテーマはピアノコンクール。そのコンクールに参加する人たちの様々な想いや葛藤が描かれていて2段の文章の上に500ページ越えだったのにあっという間に読んでしまって。もったいなかったけど幸せな読書の時間を過ごすことが出来ました。
出演者たちはライバルであり戦友であり。バチバチしすぎてないのがまた良かったです。この天才たちはまたいろんな場面で出会って闘い合うんだろうな〜と思ったら今後も楽しみです。
私も頑張ることの大切さを改めて教えてもらった気がします。

第2位「今はちょっと、ついてないだけ」伊吹有喜
恩田さんの作品を読むまではずっとこの本が今年1番だと思ってました^^まずタイトルに惹かれて手に取りました。図書館でこの本を予約した頃、私もついてないなぁ辛いなぁと思っていた時期で、だから尚更気になっていたのかなと思います。
主人公の苦労はちょっとどころではないです。信じていた人に裏切られ、20代で大きな借金を抱えてたった一人でがむしゃらに働いて返す日々。周りに色々言われても、本人は決して輝かしかった過去に縋ることなく、ちゃんと前を向いているのが素敵だと思いました。
作品は連作短編集になっていて、主人公の元に少しずつ人が集まっていきます。仕事も少しずつ増えていって、みんな楽しそうで読んでいるこちらも勇気と元気をもらった気がします。伊吹さんの作品は本当に大好きです。

第3位「好奇心を”天職”に変える空想教室」植松努
こちらは小説ではありません。ノンフィクション?かな。たまたまネットを見ていたら、この著者さんのスピーチを某動画サイトで発見しまして。拝見して見ながらボロボロ泣きまして^^;
著作もあることを知り、手に取りました。著者さんは北海道赤平市に工場を持つ会社の専務さんです。リサイクルに使うパワーショベルに付けるマグネットを作っている会社です。その仕事に並行してロケットを作る仕事もしています。
著者さんは幼いころから宇宙やロケットに興味を持ち、その関係の仕事がしたいと思っていました。でもそれを言うと周りはみんな「どうせ無理」と言います。頭が良くなきゃいけないし、東大に入らなきゃいけないし、NASAみたいなところで働かないとできないと言います。でもそういう人たちはそう決めつけているだけで、具体的なことを知っているわけではありません。
著者さんは何を言われても諦めませんでした。そして今、夢を叶え、小さな町でロケットを作っています。
生き方、考え方が素晴らしくて、私も諦めたりくじけたりしたなと思って、でもそう思う必要はないんだって思えた本です。私はまだ何もできていないけど、いつか自分の夢が叶うように頑張ろうと思うことが出来ました。

第4位「古書カフェすみれ屋と本のソムリエ」里見蘭
初読み作家さんです。タイトルが気になって手に取りました。
いやー面白かったですねー。本にまつわる物語はホント無条件で面白いです^^この作品では本のソムリエである紙野君が悩めるお客様にピッタリな本を薦めるのですが、その本の内容がその時に悩んでいる内容とぴったりと合い、また自分の行きたい道へ導いてくれるんですよね。
出てくる作品が名前は聞いたことがあっても読んだことがない本ばかりで悔しかったです^^;でもそこで内容が書かれていないのがまた良いですね。ちゃんと読んで理解したいなと思ったのですがそういえばまだ何も読んでないや←
紙野君とカフェのオーナーのすみれの関係も気になるところ。続編も出してほしいと思っています。

第5位「東京會舘とわたし」辻村深月
「クローバーレイン」も読みましたがこちらを。辻村さんが東京會舘を書きたいという強い想いを感じた作品でした。
東京會舘と関わった様々な人たちの生き様が良かったですね。時代を超えてたくさんの人たちの人生の一部になっている東京會舘。HPにもそのエピソードも素敵でした。
平成30年の改装後に行って見ようと思います^^

第6位「杏のふむふむ」杏
今年エッセイの新刊が出て、読む前に以前出ているエッセイを読もうと思って読みました。
20代前半の杏ちゃんのエッセイ。文章の上手さに良い意味で若さを感じません。
たくさんの人と出会い、またその出会いを大切にしてその時その時を大事に生きている感じが素敵です。
年下ですが、勝手に尊敬しています。新刊は結局まだ読んでいません^^;来年読みます。楽しみ。

第7位「恋するハンバーグ 佃はじめ食堂」山口恵以子
以前出た「食堂のおばちゃん」の続編。おばあちゃんの一子が若かった頃の話。
お店が出来たばかりの頃の奮闘ぶりが分かりました。孝蔵も一子も人情味あふれる本当に素敵な方々で、読んでいて癒されました。
親がお店をしているから、息子の高は寂しかったかもしれないけどでも良い子に育つだろうなと思いました^^実際育ってるし!

第8位「コンビニ人間」村田沙耶香
胸にグサグサくる作品でした。出てくる男たちがみんな憎くて嫌いでした。皆と違う生き方や考え方をしていて何が悪いんだろう。ちゃんと仕事をして生きているのに。
読んでいくうちにこちらもどんどん悲しくなってきて、それでも最後に恵子が言った言葉が凄く衝撃的でこちらも救われました。
私だって世間のために生きているわけでも社会のために生きているわけでもない。自分が生きたいように生きようと思わせてくれました。

第9位「咲ク・ララ・ファミリア」越智月子
初読み作家さんでした。
14年前にお母さんが駆け落ちして家を出ていき、62歳になったお父さんが突然再婚すると告白し、驚く四姉妹。その四姉妹が個性的でバラバラでそれが面白かったです。
お父さんの再婚話に対する考え方も違うし、それをきっかけに家族の考え方も関係も変わっていくのが良かったです。

第10位「活版印刷三日月堂 星たちの栞」ほしおさなえ
初読み作家さんです。活版印刷という言葉にまず惹かれましたね^^本とか言葉とか文字とか、そういうものに関わる物は気になります。
あと、勝手に宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」が思い浮かびました。作品の中にもちらっと出てきていましたね^^
連作短編集になっていて、三日月堂を通してたくさんの人たちが関わって広まっていく感じが好きでした。読み終えた後、幸せな気持ちになりました。

2016年にあった私事を少し。
まず30歳記念で作った「やりたいことリスト100」の経過について。
「25.母と泊まりで旅行する」「37.鈴虫寺・平安神宮へ行く」「38.京都でタルトタタンを食べる」「66.かもめブックスに行ってコーヒーを飲みながら読書をする」「67.アール座読書館に行って一人の時間に浸る」5つ達成!結構達成しましたねー。しかも「行く」っていうやつばっかり。まあそのやりたいことリストが行きたいところばっかり挙げてるのもあるんですけど^^;
京都のお寺や神社の御朱印もたくさんいただけて、嬉しかったです。あとは福島も行ったし東京の御朱印も少しいただきましたね。(詳しくは御朱印巡りカテゴリへ!←)
そして、Vゴトは今年も充実してましたねー。
2月にまーのミュージカルコンサートに行って、GWに滝沢歌舞伎を観に行って、5月の末にForever Plaid2016とMURDER for Twoを観て、8月にビニールの城を観て…って毎年のことながら凄いな!!何回東京行ったんだよ!!と自分にツッコミ。
でもまあ別にいいっすよねー自分が稼いだお金だし!社会人万歳!ヲタ万歳!←
どの舞台も素晴らしかったけど、やっぱり思い出深かったのは滝沢歌舞伎でした。健君が骨折なんてファンになって初めて聞いて、心配でしょうがなかったけど、でもきっと健君は無理をするだろうし、その時に出来る最高のパフォーマンスをしてくれるんだろうなと思っていました。実際に観劇したら素晴らしくて涙が止まらなくて。ファンにとってもとても印象深い舞台でした。
個人の活動は充実していたかなと思うけど、やっぱりV6としての活動が少なめだったのは寂しかったですね。コンサートも2年に1度が定着しつつあるのがちょっと悲しいですし…。シングルも1枚でしたし…。
健君がいつもコンサートがしたい。皆に逢いたいと言ってくれているのでそれが希望ですね。来年はあると良いな。そしてちゃんと行けると良いな。

そしてVゴト以外の事。
4月に異動になり仕事内容も職場環境も大きく変わりました。今だから言いますけど以前の職場では完全なるいじめに遭ってまして。学生時代にすら受けたことのないいろんないけずを経験しました…まさか三十路過ぎてこんな目に遭うとは思っていませんでした。
上司が動いてくれたのだと思いますけど異動出来て、今は周りの皆さん良い方ばかりで、分からないことを聞いたらいつもちゃんと丁寧に教えてくれるし、話しかけたらちゃんと返してくれるし、私の話ちゃんと理解してくれるし、やっぱり人間関係って大事だなと改めて思いました。
異動しなかったら辞めようと思っていた職場でしたが、離れてみて当時近くにいた周りの皆さんが本当に私の事を心配してくれていたことが分かって、ありがたかったです。みんな良かったねって言ってくれて、表情が全然違うねって言ってくれて、嬉しかったなぁ。
ということで4月以降は割と心穏やかに過ごしてました。
仕事以外では特に9月に色々ありました。妹が出産して姪っ子が生まれたのですが、わずか6時間で天使となって旅立っていきました。
出産というのは本当に命がけのもので、五体満足に生まれてくることが当たり前ではないんだということを改めて感じました。
私は、姪っ子が生きている間に逢うことはできませんでしたが、抱っこさせてもらいました。2100gちょっとの小さな身体は軽くて重たかったです。きっとお父さんとお母さんを近くで見守ってくれていると信じています。
そしてその1週間後、弟の結婚式がありました^^;私はただ付いていっただけだったけど、両親は大変だっただろうなーと思います。しかも結婚式の場所東京でしたし。
会いたくない親戚に会い、まあ予想通り色々言われましたけどシカトして←弟とお嫁ちゃんの可愛い姿をガン見してました。2人とも可愛かったなぁ。
弟は大学進学と共に親元を離れたので、改めて考えたらもう12年も経つんだなーそりゃ大人にもなるわなー老けたよなーと感慨に浸ってました^^;
素敵な結婚式で、こちらも幸せな気持ちになれました。末永くお幸せに。
11月には母の還暦祝いもかねて初めて親子2人旅に行ってきました。父親は留守番です。父も今年還暦だったんですけど、まあそれは置いておいて←
母がどんなに混んでいてもいいから1度紅葉が綺麗な時期に京都へ行きたいと言っていたので行ってきました。
若干終わりかけではありましたが、綺麗なところもちゃんとありましたし、行けて良かったと思います。
もう私も母親になっててもおかしくない年なのにこんなことを言うのはなんですけど、母を独り占めできたこの時間が私はとても幸せでした。
3人兄弟の1番上で、だからってお姉ちゃんなんだからなんて言われたことはなかったんですけど、でも下二人は上手に甘えたりねだったりしていたけど私は出来なくて。甘え下手で、思ってても言えないことも多くて。
2人で話しながらいろんなところへ行って見て食べて。楽しかったなぁ。幸せだったなぁ。良い思い出になりました。
そんなこんなでもうすぐ2017年ですね。酉年か。
来年の抱負はどうしようかな。
とりあえず今年の本厄を乗り切れた自分を褒めてあげたいと思います←
年上のお友達数人に厄年は病院へ通うことが増えるよーと脅されていたのですが、確かに数年ぶりに風邪を自力で治せず病院へ行きましたけど、それ以外は特に病院にお世話になることはなかったのでほっとしています。厄払いが効いたのかな。
でも来年も後厄だし、今年と来年は天中殺らしいのでおとなしくすることにします^m^
あとは今の仕事が丸1年経ってどんな感じか分かるようになると思うので、もうちょっと役に立てたら良いなと思います。
来年は今年以上に良い1年になりますように。
皆様も良いお年を。