「本の寺子屋」が地方を創る 塩尻市立図書館の挑戦「本の寺子屋」が地方を創る 塩尻市立図書館の挑戦
著者:「信州しおじり 本の寺子屋」研究会
東洋出版(2016-05-09)
販売元:Amazon.co.jp

「一度は訪ねたい美しい図書館」ランキング5位
塩尻市立図書館に、人が集まるワケとは?
長野県中央に位置する人口6万7千人の小都市。
そこに多くの小説家、評論家、詩人、歌人、俳人たちが訪れる図書館がある。〈「本」の可能性を考えたい〉をテーマに掲げる図書館員と、その言葉を信じる市民、本をめぐる人々の、挑戦の軌跡を描いたドキュメンタリー。
姜尚中(東京大学名誉教授):効率性と収益性だけがモノを言う時代に、まるで「反時代」の見本のように持続する本の寺子屋とは、何と素晴らしい場所なのだろう。そこには、人の息吹が、手触りが息づいている。
信州しおじり本の寺子屋は、市民たちの「アジール」(聖域)として、これからも受け継がれていくに違いない。

塩尻市立図書館の元館長さんの著書をいくつか読んだことがありまして、1度行ってみたいなと思っている図書館です。
図書館はそれだけだと隔離された空間だと思います。作品の中で書かれていますが、何もしなければ本を読む人しか訪れないんですよね。本を読む私はそれでもいいと思うのですが^^;
ただでさえ活字離れが囁かれている昨今。利用者が増えて、利用者カードを作ってくれる人が増えて、本を借りる人が増えるためには、色んな努力が必要なんだなぁと思いました。
新しい図書館づくり、大変そうですけど皆さんワクワクしながら取り組まれたんだろうなぁなんて失礼ながら思いました。
図書館は本を借りるところと思うだけじゃなくて、コミュニティとしてだったり、イベント会場としてだったり、色んな活用をしてまずはいろんな人が図書館を利用してくれたらイチ図書館ヘビーユーザーは嬉しいなと思います。

<東洋出版 2016.5>H28.10.19読了