恋するハンバーグ 佃 はじめ食堂恋するハンバーグ 佃 はじめ食堂
著者:山口恵以子
角川春樹事務所(2016-07-13)
販売元:Amazon.co.jp

帝都ホテルで副料理長をしていた孝蔵は妻の一子と、実家のある佃で洋食屋「はじめ食堂」をオープンさせた。
無銭飲食の客に親切にしたり、近所に泥棒が入ったり、息子のタカシが行方不明になったり……と色々事件はありながらも、温かな常連客に囲まれて、今日も「はじめ食堂」は大にぎわい。
続々重版した『食堂のおばちゃん』の昭和を描く、最高に美味しくて、人情味あふれる下町の洋食屋物語。巻末に著者のレシピ付き。

「食堂のおばちゃん」の続編。今回の舞台は昭和の時代。
一子や孝蔵が若かった頃の話。
なんて人情味あふれる素敵なお話なんだろう。
どの話も一癖も二癖もあるけど、でも孝蔵や一子や周りの人たちの優しさから解決してしまう。ホント、特にこの2人の人柄なんだろうなと思います。
前作では一子がおばあちゃんとなって現代の話となっていますが、時代が変わっても愛されるお店でい続けていたのは味もそうだけど人柄なんですよね。
最後の別れという言葉、もしかして…と思ったけど、そっちじゃなかったですね。よかった。
前作に登場した人で覚えている人と覚えていない人がいて^^;読み返したくなりました。

<角川書店 2016.7>H28.9.1読了